結婚相談所とマッチングアプリの違い|男性にとって変わる5つのこと

結婚相談所の基礎知識

アプリの画面と、相談所のシステムの画面は、よく似ています。写真があって、プロフィールがあって、気になった相手に申し込む。だから「結局そんなに違うものなんですか」と聞かれます。

違うのは画面ではなく、その裏側の仕組みのほうです。

この記事では、男性にとって何が変わるのかを5つに絞って書きます。どちらが優れているという話はしません。アプリで結婚された方はたくさんいますし、私もアプリを否定していません。

この記事の要点
結婚相談所とマッチングアプリの違いは、料金でも会員数でもありません。男性にとっていちばん変わるのは、相手が独身であることと、結婚を目的に費用を払って活動していることが、会う前から分かっている点です。そこから、会うまでの速さ、条件の見え方、準備の必要さ、交際の進み方まで、5つがまとめて変わります。

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1. アプリで結婚している人は、現に多い

国立社会保障・人口問題研究所の第16回出生動向基本調査(2021年実施)によると、SNSやマッチングアプリといったインターネットサービスを利用して知り合った夫婦が、最近の結婚の13.6%を占めています(調査の概要)。

職場や友人の紹介が減っているなかで、アプリはもう例外的な出会い方ではありません。ですから「アプリはダメだから相談所へ」という話にはなりません。

難しいのは、うまくいかないときに理由が分からないことです。アプリでは、なぜ返事が来ないのか、なぜ会えたのに続かないのかを教えてくれる人がいません。相手が結婚を考えていないのか、自分の側に直せるところがあるのか。その切り分けができないまま、年数だけが過ぎてしまうことがあります。

仕組みの違いを、先に一覧にしておきます。IBJの登録会員数や年齢構成は、IBJの会員データのページに出典つきでまとめています。

見るところ マッチングアプリ 結婚相談所(IBJ)
独身であることの証明 提出は求められないのが一般的 全員が独身証明書を提出
年収・学歴 自己申告 男性は収入証明を提出(学歴を載せる場合は卒業証明も)。年収欄は空欄にできない
会う日程と場所を決める人 本人同士 相談所同士
会ったあとの返事 決まりはない 当日中
プロフィール写真 本人が用意 メイン2枚+プライベート3枚まで(当相談所は提携スタジオで撮影)
交際の期間 決まりはない お見合いから成婚退会まで3カ月が目安
断るときの連絡 本人同士 相談所を通す(相手へ直接連絡しない)

ここから、1つずつ見ていきます。

2. 違い①|独身であることが、会う前に確かめ済み

IBJの会員は、全員が独身証明書を提出して活動しています。アプリでも年齢確認のために身分証を出しますが、独身であることの証明までは求められないのが一般的です。

結婚をいつ頃と考えるかは、相談所にいる人の中でも人それぞれです。相談所で先に済んでいるのは、独身であることと、結婚を目的に費用を払って活動しているという2点だけ。ただ、この2点を確かめるための時間が要らない というのは、思っているより大きな差になります。

アプリでは、ここを自分で確かめることになります。何度か会って、少しずつ様子を見る。その途中で、相手は結婚を急いでいなかったと分かることもある。ここに使った時間は、戻ってきません。

3. 違い②|会うまでが早い

アプリは、マッチングしてからメッセージのやり取りが始まります。何日か、人によっては何週間か続いて、そこから会う約束をします。途中で返事が止まることも珍しくありません。

相談所では、申し込みが受け入れられた時点でお見合いの日程調整に入ります。日程と会場は相談所同士が決めるので、会員様が店を探したり、相手と日時を交渉したりする必要がありません。

会ったあとも早いです。お見合いのあと、交際に進むか断るかの返事は当日中というのが決まりです。相手の気持ちを待ち続ける期間がありません。断られたときは、そのぶん早く次に動けます。

アプリのやり取りに時間を取られてきた方ほど、ここの差は大きく効きます。切り替えのタイミングについては、「マッチングアプリで疲れた男性へ|結婚相談所に切り替えるタイミング」の記事に詳しく書きました。

4. 違い③|年収も学歴も、最初から出ている

アプリのプロフィールは自己申告です。年収も学歴も、本人が入力した数字がそのまま載ります。

相談所では、独身証明書のほかに、男性は収入証明を提出します。学歴をプロフィールに載せる場合は卒業証明も出します。男性は年収欄を空欄にできないので、収入を証明する書類を出したうえで、金額がプロフィールに載ります。

これを「不利だ」と感じる方がいます。年収に自信がないので伏せておきたい、と。ただ、全員が同じ条件で出しているので、書いている人と書いていない人が並ぶ画面にはなりません。

在籍している方の年齢や年収の実際は、「結婚相談所の男性会員はどんな人か|年齢・年収・学歴の実態」の記事にまとめています。

5. 違い④|写真とプロフィールは、活動を始める前に作る

IBJに登録できる写真は、メインのお見合い写真が最大2枚、プライベート写真が最大3枚の計5枚までです。当相談所では、このメイン写真を提携しているスタジオで撮ります。

アプリのように、手持ちの1枚をそのまま載せて始める形にはしていません。スマホで撮った1枚と、スタジオで撮った1枚では、同じ人でも写り方が変わる からです。服装も同じです。

当相談所が見た目を最初に整えるのは、ここに理由があります。入会してすぐ活動を始めることはしません。髪型と服装を整えてから写真を撮り、プロフィールを作って、そのうえで活動を始めます。準備期間として2〜4週間ほどみています。

順番が逆になると、整える前の状態が写真に残ります。撮り直せば費用がもう一度かかりますし、その間は活動が止まります。髪型は撮影の2〜3日前に整えていただきます。切った直後より、少し落ち着いたところのほうが自然に写るからです。

服も同じです。当相談所ではまず手持ちの服を全部見せていただいて、使えるものと使えないものを分けます。買い足すのはそのあとです。何を着るかが決まってから撮影に入ると、写真とお見合い当日の見え方がそろいます。

6. 違い⑤|交際に、目安の期間とルールがある

アプリでの関係には、期限がありません。自由である一方で、進まないまま時間が過ぎることもあります。

相談所では、お見合いから成婚退会までの交際期間は3カ月が目安です。延ばすこともできますが、そのときは担当カウンセラーに相談して決めます。ただし延長して通算6カ月を過ぎた場合も「成婚」とみなされるので、無期限に延ばせるわけではありません。当相談所では、この3カ月の内側で、仮交際は2カ月を目安に見ています。同時に何人かと会っていい期間でもあるので、1人に絞って結果を待つ必要がありません。

ルールもあります。交際中の旅行、婚前交渉、金銭の授受や貸し借りは禁止です。そのうえで、結婚の口約束、宿泊、宿泊をともなう旅行、婚前交渉、同棲などは「成婚」とみなされます。その時点で成婚退会の手続きです。禁止と成婚みなしの両方がかかるのは、宿泊をともなう旅行と婚前交渉です。窮屈に感じるかもしれませんが、線がはっきりしているぶん、迷う場面は減ります。

断るときと断られるときのやり方も違います。お見合いのお断りは、会員様がアプリで手続きをして、理由を書きます。交際を終えるときは、担当のカウンセラーに申し出ます。どちらも、相手へ直接連絡することはありません。返事が来ないまま待ち続ける、ということが起きない仕組みになっています。

交際のルール全体は、「結婚相談所の交際ルールと禁止事項」の記事で整理しました。

7. 費用は「安いかどうか」では比べられない

アプリの月額と相談所の月会費を並べれば、金額そのものは相談所のほうが大きくなります。ただ、この2つは同じものを買っていません。

アプリで払っているのは、相手を探す場所の利用料です。相談所で払っているのは、それに加えて、結婚を目的とした相手だけが集まっている状態と、写真・プロフィール・お相手選び・交際中の相談までのサポートです。

分かりやすいのは写真です。アプリなら、手持ちの1枚を自分で選んで載せます。相談所では、どんな表情と服装で撮るかを一緒に決めて、スタジオで撮ります。同じ「写真を載せる」でも、やっていることが違います。お相手選びも同じです。アプリは自分で探して自分で判断します。相談所では、誰に申し込むかについてアドバイスを受けられます。決めるのはご本人ですが、一人で判断しなくて済みます。

そして、月額を並べただけでは見えないのが時間です。確かめるための回数が減れば、そこにかかっていた分も減ります。

当相談所の金額は、入会金から成婚料まで全部公開しています。何がいくらで、いつ出ていくのかは、「結婚相談所の費用は男性でいくらかかるか|入会から成婚までの総額と内訳」の記事に書きました。

8. どのくらい動いて、どのくらいで決まるのか

仕組みの違いは分かっても、実際にどれだけ動くことになるのかが見えないと、判断はできません。IBJ結婚みらい研究所が公開している成婚白書に、成婚した方の活動量が出ています(データで見る「代表的な成婚者像」)。

成婚した男性の数字は、中央値で次のとおりです。在籍276日(約9カ月)、自分からの申し込み47回、お見合い11回、交際まで進んだお相手5人。

見ておきたいのは、申し込みの数です。申し込みは通らないほうが多数派です。 お見合いの1回目や2回目で決まらないほうが普通だと、先に知っておいてください。

9. 結婚相談所とマッチングアプリ、自分はどっちに向いているか

ここまでの5つを読んで、自分がどちらかを決める材料にしてください。いま実際に起きていることで分けます。

アプリで実際に会えていて、会話も続いていて、それでも結婚の話になると相手が濁す。この場合、足りていないのは相手の目的のほうです。相談所に移ると、ここが最初からそろいます。

アプリでそもそも会えていない。マッチングが少ない、返事が来ない。この場合は、場所を変えるだけでは変わりません。写真とプロフィールを先に作り直す必要があります。相談所では、それを一緒に作ってから活動を始めます。

アプリを使ったことがない。この場合、比べる材料がないぶん迷いますが、準備の順番が決まっている場所のほうが動き出しは早くなります。何から手をつければいいかは、その都度お伝えします。

ありがちな失敗

アプリと相談所を同時に使って、どちらも中途半端になる。相談所の活動は、申し込み、お見合い、交際と段階ごとにやることが決まっています。並行してアプリのやり取りを続けると、どちらの相手にどこまで話したかが分からなくなります。

相談所に入れば自動的に紹介が来る、と思っている。紹介はありますが、活動の中心は自分から申し込むことです。上に書いたとおり、成婚した方は自分から何十件も申し込んでいます。

アプリでの成功体験をそのまま持ち込む。連絡先を交換したあとのメッセージで、アプリなら返事をもらいやすかった砕けた書き方が、相談所では軽く見られることがあります。場が変われば、うまくいく型も変わります。

最後に

成婚した男性が活動していた期間は、中央値で276日。約9カ月です。その9カ月に入る前に、相手が独身かどうかを確かめる時間は要りません。

そのぶん、相談所では準備が要ります。写真、プロフィール、そして見た目。当相談所は男性専門なので、そこを一緒に作るところから始めます。

これから婚活を始める方も、アプリで手応えが出ないまま続けている方も、まずは、いまどこで止まっているのか、何から始めればいいのかを一緒に見てみませんか。

よくある質問

Q. アプリをやめてから入会したほうがいいですか。

A. 先にやめる必要はありません。ただ、相談所で活動を始めるときには一度整理されることをおすすめします。同時に動かすと、どちらの相手にも判断を先送りしやすくなるからです。

Q. アプリで長く活動していたことは、不利になりますか。

A. なりません。むしろ、どういう相手だと会話が続いたか、どこで終わったかを知っているのは材料になります。無料相談では、これまでの活動で何がうまくいかなかったかを伺って、相談所に移ったときに何がどう変わるかを具体的にお話しします。

Q. 写真はアプリで使っていたものを流用できますか。

A. 流用はおすすめしていません。当相談所では提携しているスタジオで撮りますし、しかも髪型と服装を整えてから撮ります。入会後の準備期間に、そこまで一緒に進めてから撮影します。

Q. 相談所のほうが年齢層は高いのでしょうか。

A. 当相談所にはご入会時に29歳までの方向けのコースがあり、入会年齢の上限も設けていません。IBJ全体の年齢構成はIBJの会員データのページに、出典つきでグラフを載せています。

Q. 申し込みは、何人まで出せますか。

A. 当相談所では月100人までお申し込みいただけます。ただ、上限まで機械的に出す使い方はしていません。誰に出すか。ご希望を伺ってアドバイスはしますが、決めるのはご本人です。こちらから押しつけることはありません。

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