お見合いが終わって、仮交際に進む。そこで最初に来るのが「じゃあ、次どこに行きますか」です。
会員様から店選びの相談を受けるとき、同じところで止まっている方は少なくありません。いい店を探そうとして、検索して、口コミを読んで、決まらない。決まらないから誘えない。そのまま数日が過ぎます。
いい店を探すのがむずかしいのは、正解が広すぎるからです。だったら順番を逆にしたほうが早い。当相談所が会員様にお店の候補をお出しするときは、最初に外す店を決めてから 探しています。
この記事では、その外している3つを書きます。そのあとで、残った中からどう選ぶかを書きます。
初デートの店は、いい店を探すより先に、外す店を決めたほうが早く決まります。当相談所が候補から外しているのは、靴を脱ぐ店、横並びの席の店、そして高すぎる店の3つです。理由はどれも、相手の気持ちの想像ではなく、その場で実際に起きることにあります。
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1. デートの店は、相談所の活動で自分が決める最初の場面
お見合いの会場は、相談所同士が決めます。会員様が店を探したり、予約を入れたりすることはありません。
ところが、仮交際に入ったあとのデートは違います。ここからは会員様ご自身が決めます。相談所で活動を始めて、自分で場所を決める最初の場面が初デートです。
慣れていないのが当たり前です。しかも、ここで選んだ店は、2時間ほどその人と過ごす環境になります。会話が続くかどうかは、話す内容だけで決まるわけではありません。
なお、当相談所では、エリアと目的を伺えば、こちらでお店の候補をお出ししています。全部を自分で決めなければいけないわけではありません。
2. IBJがすすめているのは「レストランで2時間」
外す店の話に入る前に、基準になるものを見ておきます。IBJの公開ページには、初デートについてこう書かれています(お見合い・交際のマナー)。
交際が成立したら、時間をあけずに初デートをする。仕事後や休日に、少しオシャレなレストランで食事をするのがおすすめ。時間は2時間程度に抑える。
ここで押さえておきたいのは、時間のほうです。2時間という目安が先に決まっていると、店に求める条件がはっきりします。3時間も4時間もかかるコースの店は、この時点で外れます。
2時間は、お見合い(1時間ほど)の倍にあたる長さです。当相談所では、短く感じるくらいで切り上げるようにお伝えしています。
そして「少しオシャレなレストラン」は、高い店という意味ではありません。ここが混ざると、次の3つ目で外す店を選んでしまいます。
3. 店を決める前に|連絡先は、交際が成立してから
もうひとつ、順番の話をしておきます。
IBJの公開ページには、お見合いの席で名刺交換を含む連絡先の交換をすることは禁止、交際が成立するまで食事やデートに誘うことも禁止、と書かれています。
つまり、お見合いの当日に「今度ごはんでも」と約束することはできません。お見合いのあとに双方が交際に進む意思を出して、交際が成立してから連絡先を交換し、そこで初めて日程と店の話になります。
ここを知らないと、お見合いの席で誘えなかったことを失敗だと思ってしまいます。誘えなかったのではなく、まだその段階ではなかった、というだけです。店選びが始まるのは、連絡先を交換したあとです。
4. 外す店①|靴を脱ぐ店
座敷、掘りごたつ、小上がり。この手の店は、初デートの候補から外しています。
理由は、相手に手間をかけるからです。女性はブーツやヒールで来ることがあります。脱ぐのにも履くのにも時間がかかりますし、店の入口で片足立ちになる姿を、初対面の相手に見られたくないと感じる方もいます。ストッキングのまま畳に上がることになる店もあります。
当相談所がここを外しているのは、まだお互いを何も知らない段階で、席に着くまでの段取りに時間を取られてほしくないからです。靴が脱ぎにくい、段差がある、荷物をどこに置くか。最初の数分がその話で埋まります。
もうひとつ、座敷は帰るときにもひと手間かかります。切り上げたいときに靴を履く手間が挟まるので、自然に立ち上がれません。
和食が悪いという話ではありません。同じ和食でも、椅子とテーブルの店を選べば済みます。
5. 外す店②|横並びの席の店
ソファがつながっているベンチシートの店や、カウンターだけの店も外しています。
横並びは、初デートには早すぎる、というのが当相談所の考え方です。
理由は距離です。お見合いで一度会っただけの相手と、肩が触れそうな間隔で2時間座ることになります。こちらも相手も、間の取りようがありません。
座り方の問題もあります。横並びで顔を見て話そうとすると、体をひねる必要があります。ずっとその姿勢ではいられないので、結局まっすぐ前を向いて話すことになり、相手の表情が見えないまま2時間が過ぎます。
向かい合わせなら、相手の顔が自然に見えて、視線を外したいときは手元のグラスに目を落とせます。お互いに間を取れる配置です。
仮交際が進んで何度か会ったあとなら、横並びの席が向く場面もあります。外しているのは1回目だけです。
6. 外す店③|高すぎる店
3つ目が、自分に合わない高い店です。
初デートで気合いを入れたくなる気持ちは分かります。ただ、当相談所は、1回目に背伸びした店を使わないようにお伝えしています。理由は2つあります。
ひとつは、続けられなくなるからです。デート代はIBJが男性の多めの負担をすすめているので、1回目に高い店を使うと、2回目以降も同じくらいの店にしないといけなくなります。それが負担になって、足が止まります。
もうひとつは、店の作りです。かしこまった店はコースで時間が決まっていることが多く、2時間で切り上げるのがむずかしくなります。静かすぎて会話が周りに聞こえる店もあります。ドレスコードがあれば、そこでまた服の心配が増えます。
金額の目安は、地域や店によって違うので一律には言えません。判断の基準は、同じ店に来月も行けるかどうかです。
7. 婚活の初デートの店選び|残った中からどう選ぶか
3つを外すと、候補はかなり絞られます。残ったところから見るのは、次の点です。
- 向かい合わせの席が取れること。相手の表情が見えて、視線を外したいときに間を取れます
- 靴を履いたまま入れること。入るときと帰るときの手間が消えます
- 予約ができること。当日に店を探して歩く時間は、そのまま話す時間から引かれます
- 2時間ほど座っていても、急かされない店であること。ラストオーダーや席時間の制限は、予約のときに確かめられます
- 食べるのに手間がかかるもの(麺類、骨付きの肉、手が汚れる料理など)が中心でないこと。食べることに気を取られると、会話が途切れます
ジャンルは何でもかまいません。条件を満たしていれば、選択肢はかなり残ります。
8. エリアと時間を先に決めると、店は自動的に絞られる
店が決まらない方の多くは、エリアと時間を決めずに店を探しています。この順番だと候補が無限に出てくるので、決まらなくて当然です。
エリアの考え方は、お見合いと同じです。どちらか一方だけが長く移動する場所は避けて、双方が出やすい駅にします。相手の最寄り駅まで行くのは気づかいのつもりでも、初回から自宅の近くを指定されると落ち着かない方もいます。
駅からの距離も見ておきます。改札から歩く時間が長いほど、道に迷う、雨に降られる、相手に負担がかかる、といったことが起きます。
時間は、店を探す前に決めます。土日の昼なのか、平日の夜なのか。これが決まると、開いている店が自動的に絞られます。先に書いたとおり、交際が成立したら時間をあけずに会うのがすすめられているので、日程から押さえるほうが順番としても合っています。
そして、相手から店やエリアの希望が出たときは、そちらに乗ってかまいません。候補を出すのは、決めるためではなく、相手が選びやすくするためです。
順番に並べると、こうなります。
1. 日程を決める。候補日をいくつか出して、相手の都合を聞く。
2. エリアを決める。双方が出やすい駅にする。
3. その駅で、靴を脱ぐ店・横並びの席の店・高すぎる店を候補から外す。
4. 残った中から、向かい合わせの席が取れて、予約ができる店を選ぶ。
5. 予約する。このときテーブル席を指定する。
店から決めようとすると1と2が飛ばされるので、候補がいつまでも絞れません。日程とエリアさえ決まれば、条件に合う店は地図アプリでもすぐ出てきます。
9. 店が決まったあと|予約と、当日のお金
店を決めたら、予約は男性が取ります。ただし、決めてから伝えるのではありません。
候補を2〜3案出して、苦手な食べ物と都合のいい時間を聞く。そのうえでこちらが予約する。この順番にする理由は、「婚活デートの誘い方|お店を全部決めてから伝えると、うまくいかない理由」の記事に書きました。
当日の支払いについて、IBJの公開ページは、毎回のデート代や食事代を男性がすべて負担するルールはない、としています。そのうえで、交際を円滑に進めるために男性が多めに支払うことをすすめていて、食事代は男性が負担してカフェ代は女性が支払う、ひとつの会計を男性が少し多めに払う、といった例が挙がっています。
お見合い当日のお茶代は、IBJの規定で男性が全額と決まっています。交際に入ったあとのデート代は、それとは別の話です。詳しくは「結婚相談所のデート代は割り勘でいいのか」の記事で整理しました。
会計は、席を立つ前に済ませておくと、店を出たあとのやり取りが短くなります。
10. 2回目からは、選び方が変わる
この記事で外した3つは、1回目の話です。
何度か会って、お互いの好きなものが分かってきたら、選択肢は広がります。横並びの席も、そのころには距離として自然になります。相手が好きだと言っていたジャンルの店を選べるようにもなります。
1回目は相手の好みが分からないので、当相談所は外す条件から決めています。情報がない状態で「喜ばれる店」を当てにいくから、決まらなくなります。
店が決まったら、あとは当日の服装です。ここも迷いやすいところなので、「お見合い・デートの服装|婚活で失敗しない男性のコーディネートの基本」の記事にまとめています。
ありがちな失敗
席の種類を確かめずに予約する。ネットで予約すると席は店任せになるので、カウンターやソファ席に通されることがあります。予約のときに、テーブル席でお願いしますと一言添えれば済みます。
下調べをせずに、当日その場で探す。予約なしで入ろうとして満席になると、店を探して歩く時間が、そのまま会話の時間から引かれます。
自分の行きつけの店を選ぶ。店員と親しげに話す場面が続くと、相手だけが知らない人の輪に入ることになります。1回目は、お互いが初めての店のほうが対等です。
長く話し込みすぎる。目安は2時間です。話が弾んでいるときほど延ばしたくなりますが、次に会う約束を残すほうが先です。
最後に
靴を脱ぐ店、横並びの席、高すぎる店。この3つを候補から消せば、残りはどれを選んでも大きくは外れません。
当相談所では、エリアと目的を伺ってお店の候補をお出ししています。着ていく服の写真を送っていただければ、その日のうちにお返事もします。会員様が一人で検索に時間を使わなくていいように、という考えでやっています。
お店選びの話が必要になるのは、活動が進んでからです。その前段で、何から始めればいいのかを知りたい方も、無料相談でお話しできます。
よくある質問
Q. 待ち合わせは、駅と店のどちらにしますか。
A. 駅の改札で待ち合わせて、一緒に店まで歩くほうが無難です。店で現地集合にすると、先に着いた側が一人で席に座って待つことになり、相手が店を探して遅れたときに連絡を取り合う手間も増えます。
Q. 個室のある店はどうですか。
A. 問題ありません。むしろ、人目を気にせず二人で話せるので、初デートにも向いています。予約のときに個室を指定できるなら、押さえておくと落ち着いて話せます。
Q. お酒のある店を選んでいいですか。
A. 相手が飲む方かどうかが分かっていれば選んで問題ありません。分からない段階で飲む前提の店を指定すると、相手に断る手間をかけます。お見合いの席では確かめようがないので、日程を決めるときに聞いておくと早いです。
Q. 予約を取ったあとに、日程を変えたいと言われました。
A. 日程の変更自体はよくあることです。店にキャンセルの連絡を入れて、次の候補日を出し直します。変更を申し訳なさそうにされたときは、こちらが気にしていないと伝えるほうが、そのあとの空気が軽くなります。
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