婚活デートの誘い方|お店を全部決めてから伝えると、うまくいかない理由

デート・会話・LINE

仮交際が始まって、二回目のデートを設定するとき。相手に負担をかけないようにと、日にちも、お店も、時間も全部こちらで決めて、「日曜の12時に◯◯を予約しておきました」と送る。

気を利かせたつもりなのに、返ってきたのは「ありがとうございます」の一言だけ。当日も会話が弾まず、そのまま交際が終わってしまう。

こういう終わり方は、めずらしくありません。しかも本人からすると、いちばん頑張ったところでつまずいているので、原因がまったく分からない。

男性専門の結婚相談所として婚活のご相談を受けていると、リードを「決めること」だと受け取っている男性は少なくありません。決めるのは最後の工程で、その前に二つ、飛ばしてはいけない段階があります。

この記事では、デートの決め方を提案・確認・決定の3ステップに分けて、それぞれで送る文面まで含めて書きます。

この記事の要点
デートを全部決めてから伝えるのは、リードではありません。相手には断る余地がなく、「何も聞かれずに決められた」という印象だけが残ります。正しい順番は、①提案(候補を2〜3案出す)②確認(苦手なもの・時間を聞く)③決定(こちらが予約して伝える)の3ステップです。決めるのは最後。相手を巻き込みながら、決まるまでの手間はこちらが引き受ける。この記事では、各ステップで実際に送る文面まで書きます。

リードとは「決めること」ではなく、「決まるまでを引き受けること」

まず、言葉の整理からです。

婚活の場で言われる「リード」を、多くの男性は「自分が決断すること」だと受け取ります。優柔不断は嫌われる、決められない男は頼りない、といった話を聞いていれば、そう考えるのは自然です。

ただ、実際に相手が求めているのは、決断そのものではなく、決まるまでの面倒をこちらが引き受けることです。

候補を探す。空き状況を調べる。予約の電話をかける。地図を送る。この一連の手間を相手にやらせない。それがリードです。実際に決めるのは、その最後の一回だけです。

だから、途中を全部とばして結果だけ送ると、リードしているようで、実は何も引き受けていません。相手に残るのは「相談されないまま決まった」という気持ちだけです。

その前に|全部決めてしまうと、何が起きるか

具体的に、相手の側で何が起きているかを見てみます。

断れない

いちばん大きいのはこれです。すでに予約が入っている状態で伝えられると、予定が合わなくても、行きにくい場所でも、断りづらくなります。

仮交際の初期は、お互いにまだ遠慮があります。相手も「せっかく予約してくれたのに」と考えて、無理をして合わせる。その無理は、当日の表情や会話に必ず出ます。

そして、その日は楽しく終わったように見えても、次に誘われたときに「また勝手に決められるのかな」という予測が働きます。

「聞かれなかった」が残る

苦手な食べ物、アレルギー、行きにくいエリア、その日の予定。どれも、ひと言聞けば分かることです。

聞かずに決めると、当日どこかで必ず出てきます。生ものが苦手なのに寿司屋だった。夕方に用事があるのに、ゆっくりできる店を取っていた。その場では「大丈夫です」と言ってくれますが、「この人は私に聞かなかった」という事実は残ります。

これは店選びのセンスの問題ではありません。確認の有無の問題です。

かといって、全部委ねるのも同じ結果になる

ここで反対側に振れる方がいます。じゃあ全部相手に決めてもらおう、と。

これも同じところに着地します。「どこでもいいですよ」と返し続ければ、相手は自分で調べて自分で決めることになり、負担だけが増える。受け身がなぜ交際終了につながるかは「仮交際で終わってしまう男性へ」の記事に書いたので、ここでは繰り返しません。

決めきるのでも、丸投げするのでもない。当相談所が会員様にお伝えしているのは、その中間にある3ステップです。

ステップ1 提案|候補は2〜3案に絞って出す

1つ目のステップは提案です。ここでのポイントは、候補を出すが、決めないこと。

日程は2〜3つ

まず日程から動かします。店を先に決めても、日が合わなければやり直しになるからです。

出し方は、「来週末どうですか」ではなく、具体的な選択肢を2〜3つ。「土曜と日曜、どちらがご都合いいですか」の形にすると、相手は答えるだけで済みます。

四つも五つも並べると、今度は選ぶ負担が発生します。二つか三つがちょうどいい数です。

場所は「ジャンル」で聞く

店名を出す前に、ジャンルで聞きます。和食かイタリアンか、静かなところか賑やかなところか、カフェか食事か。

この段階で店名まで出してしまうと、相手は「その店でいいか」しか答えられません。ジャンルで聞けば、「どちらかというと和食が好きです」と好みを言いやすくなります。

食事でなくても構いません。散歩やカフェだけの回があってもいい。回数を重ねるほど、選択肢は広がっていきます。

エリアは、相手が来やすい側に寄せてください。自分の最寄りに呼ぶのではなく、中間か、相手の生活圏の近くに。これは、当日の相手の負担を減らすという意味でも効きます。

実際に送る文面

こういう形になります。

  • 「来週末、またお会いしたいです。土曜と日曜、どちらがご都合いいですか」
  • 「お店は、この前話していた和食で探してみますね」
  • 「場所は◯◯あたりで考えています。遠ければ言ってください」

長い説明は要りません。聞きたいことを一つずつ、短く。三つまとめて送ると、相手はどれから答えるか迷います。

ステップ2 確認|先に聞いておく3つ

日程とジャンルが決まったら、予約の前に確認します。ここを飛ばす方が本当に多いのですが、後で効いてくるのはこの段階です。

苦手な食べ物・アレルギー。 これは必ず聞いてください。当日メニューを前にして「実は苦手で」となると、店を選んだ側も気まずくなります。

何時ごろまで大丈夫か。 相手にも予定があります。先に聞いておけば、ランチだけで切り上げるのか、そのあと歩けるのかを見込んで組み立てられます。

待ち合わせのしやすさ。 駅の改札か、店の前か。初めて行くエリアなら、迷わない場所を選びます。

文面はこれで足ります。

  • 「苦手な食べ物やアレルギーがあれば教えてください」
  • 「当日は何時ごろまで大丈夫ですか」

聞くこと自体が、相手にとっては「気にかけてもらえている」という印象になります。確認は手間ではなく、好印象の材料です。

ステップ3 決定|ここで初めて予約する

ここまで来て、やっと決めます。

店をどう探すか

店選びでいちばん外さないのは、自分が行ったことのある店から選ぶことです。席の間隔も、店員の雰囲気も、料理が出てくる速さも分かっている。初めての店を当日一緒に体験するより、失敗する要素がずっと少なくなります。

行ったことのある店がない場合は、担当のカウンセラーに相談してください。当相談所では、エリアと目的を伝えていただければ、==お店の候補をお出ししています==。ネットの評価だけを頼りに探すより、はるかに早い。迷ったときに聞ける相手がいるのは、相談所で活動する利点のひとつです。

初めての店を予約するときは、電話で2つ確認しておくと安心です。席と席の間隔が空いているか。時間の制限があるか。この2つが分かっていれば、当日「思ったより騒がしくて話せなかった」という事故はほぼ防げます。

予約はこちらが取る

店を探し、空きを調べ、予約を入れる。この作業は全部こちらでやります。相手に「予約しておいてください」と言わない。ここが、冒頭で書いた「決まるまでを引き受ける」の中身です。

決まったら、一通にまとめて送る

情報が分散すると、相手は当日スクロールして探すことになります。次の内容を一通にまとめてください。

  • 日にちと時間
  • 店名
  • 待ち合わせの場所
  • 地図か店舗ページのリンク

文面はこうなります。

「日曜の13時で、◯◯を予約しました。◯◯駅の改札を出たところで待ち合わせでいかがでしょうか。地図も送りますね」

このとき、「予約しておきました」の一言だけで済ませない。日時、店名、待ち合わせ場所、地図までそろえて送ります。同じ「予約しておきました」でも、前に提案と確認があるかどうかで、届き方はまったく変わります。冒頭の失敗例と決定的に違うのは、この一通の前に提案と確認があることです。

予約が取れなかったとき

第一候補が埋まっていることはよくあります。そのときは、勝手に別の店へ振り替えないでください。

「◯◯が埋まっていたので、近くの△△か、時間を15時にずらすかで考えています。どちらがいいですか」

このひと言があるだけで、相手は自分の意見が反映されていると感じます。修正が入る場面こそ、相談する姿勢が伝わるチャンスです。

当日|決めたあとのリードは「小さな判断を引き受ける」

店が決まれば終わりではありません。当日も、細かい判断が次々に出てきます。

  • 席は窓側かカウンターか
  • 先に注文するか、少し話してからにするか
  • 飲み物のおかわりをどうするか
  • 会計をどう済ませるか
  • 食事のあと、少し歩くか、そこで解散するか

これを一つずつ「どうしますか」と聞いていると、今度は決められない人に見えます。小さいことは引き受けて、大きいことは相談する。この切り分けが、当日のリードです。

席や注文のタイミングは引き受けていい。逆に、食事のあとどうするかは、相手の予定と体調があるので確認する。「このあと少し歩きませんか。お時間大丈夫ですか」の形です。

会計については、IBJの「お見合いルール&マナー集」に「デート代はなるべく男性負担で」と書かれています。基本は男性が出すとお考えください。こちらから割り勘を提案するのは避けたいところです。席を立つ前にさりげなく済ませておくと、相手も気を使わずに済みます。

なお、お見合いのお茶代はIBJの規定で男性が全額を負担することになっています。こちらは「基本」ではなく決まりごとなので、混同しないでください。

回を重ねると、決め方は変わっていく

3ステップは、仮交際の初期に効く形です。回を重ねると、少しずつ変わっていきます。

一回目、二回目は、こちらから候補を出して確認して決める。三回目、四回目あたりから、「次どこ行きましょうか」と一緒に考える形に移っていきます。相手の好みが分かってきて、遠慮も減ってくるからです。

仮交際は2カ月ほどを目安に、デートを4〜5回重ねたあたりで真剣交際の話が出てきます。その頃には、二人で決められる関係になっているかが一つの目安になります。いつまでもこちらが全部お膳立てしている状態だと、対等な関係に見えづらい。

デート中の会話が続かないという方は、「『そうなんですね』で会話が終わる男性へ」の記事もあわせて読んでみてください。決め方と会話の型は、両方そろってはじめて機能します。

「予約しておきました」が効く場面もある

ここまで読むと、先に予約するのは全部だめだと思われるかもしれませんが、そうではありません。

関係が進んで、相手の好みが分かっていて、記念日や誕生日のようにサプライズが目的の場面では、先に押さえておくことがそのまま気持ちの表現になります。

分かれ目は、相手の情報を持っているかどうかです。何も聞かないまま決めるのは独りよがりですが、これまでの会話から好みを拾って選んだ店なら、相手には「覚えていてくれた」と伝わります。

相手の側には、自分が何を答えたかが残っています。「和食が好き」と伝えた数日後に和食の店を予約されれば、自分の返事がそのまま形になったことが分かる。同じ一言でも、その記憶があるかどうかで届き方が変わります。

順番を守るのは、その記憶を作るためです。

ありがちな失敗

  • 予約したあと、地図も最寄りの出口も送らない。自分は場所を知っているので、相手も分かる気になってしまう
  • 代わりの店を、URLだけ送って選ばせる。何が良くてそこを選んだのかを一言添えないと、丸投げに見える
  • 返信を待たずに追いLINEで日程を詰める。早く決めたい気持ちが、急かしとして伝わる
  • 日程より先に、店から決める。日が合わなければ全部やり直しになる
  • 候補を四つも五つも並べる。選択肢を用意したつもりで、選ぶ負担を相手に渡している
  • 当日、細かいことまで全部「どうしますか」と聞く。丁寧にしたつもりが、決められない人に見える

最後に

デートの組み立てでつまずく方の多くは、手を抜いているわけではありません。むしろ、相手に気をつかって、先回りしすぎている。善意の方向が、少しだけずれているだけです。

提案して、確認して、決める。順番を変えるだけで、同じ努力がそのまま伝わるようになります。

とはいえ、この順番は自分では気づきにくいものです。仮交際が終わった理由は本人に伝えられませんし、断られた側は「何が悪かったのか」を推測するしかありません。

当相談所では、仮交際に入った会員様と、次のデートをどう組み立てるかを一緒に考えています。日程の出し方、送る文面、お店の候補、当日の流れまで、必要であれば具体的に見ます。相談所を通しての活動では、お相手側の相談所を通じてお気持ちを確認できる場面もあります。

これから婚活を始める方も、他社で活動していて交際が続かない方も、まずは無料相談でお話を聞かせてください。これまでどう進めてきたかを伺えば、どこで熱量が伝わらなくなっているのかを具体的にお話しできます。そのうえで、当相談所でできることをご説明します。

よくある質問

Q. 候補を出したら「どこでもいいです」と返ってきました。どうすればいいですか。

A. その場合は、こちらで一つに絞って構いません。「では和食にしますね。◯◯を予約します」と決めて伝えてください。ここで「本当にどこでもいいですか」と押し返すと、相手に決断を戻すことになります。委ねられたときは受け取るのが自然です。

Q. お店選びに自信がありません。

A. 高い店や珍しい店を探す必要はありません。仮交際の段階で優先すべきは、話しやすさです。静かで、席の間隔が空いていて、時間を気にせず座れる。この3つを満たしていれば、ジャンルや価格帯は二の次で構いません。

Q. 何回目のデートまで、こちらが決めるべきですか。

A. 回数で区切るものではありません。相手から「次はここに行ってみたいです」と言ってもらえるようになったら、一緒に決める段階に入っています。それまでは、こちらから候補を出す側に回っておくほうが安全です。

Q. 提案しても日程が合わないことが続きます。

A. 二回続けて合わない場合は、間隔を広げて提案し直してみてください。それでも合わないときは、相手の状況を確認する必要があります。仮交際は複数の方と並行して進むので、優先順位が下がっている可能性もあります。担当のカウンセラーに相談してください。

Q. デート代は毎回こちらが出すものですか。

A. 本文に書いたとおり、基本は男性が出すとお考えください。回を重ねて相手から申し出があった場合は、そのときの流れで受け取っても構いません。断り続けるほうが、かえって気を使わせることもあります。

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