「良い人なんだけど、ときめかない。」
婚活中の女性の投稿で、この言葉を見かけることがあります。仮交際で何度か会って、嫌なところは何もない。むしろ優しくて、誠実で、きちんとしている。それでも真剣交際には進まず、交際が終わる。
仮交際が1〜2カ月で終わることが続いている男性には、覚えのある流れかもしれません。お断りの理由は詳しくは伝わらないことが多いので、何が悪かったのか分からないまま次の交際に入ることになります。
この記事では、「良い人」で止まってしまう男性に共通するところを3つに分けて書きます。先にお伝えしておくと、誠実さを捨てる話はしません。
「良い人」は、減点されるところがないという評価です。そこで止まる男性に共通するのは、相手の中に「あなたについて覚えていること」が増えていないことだと当相談所は考えています。原因になりやすい3つと、自分がどれに当てはまるかの見分け方を書きます。
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前提|仮交際は、何人かの中から選ばれる期間
最初に、仮交際という段階の性質を確認させてください。ここが分かると、「良い人」がなぜ決め手になりにくいのかが見えてきます。
IBJの仮交際は、複数の相手と同時に進めることができます。あなたが何人かと会っているのと同じように、相手も何人かと会っている可能性があります。そして真剣交際に進むときは、ほかの交際をすべて終えて一人に絞ります。
交際の期間にも目安があります。IBJでは、お見合いから成婚退会までの交際期間は3カ月が目安とされています。当相談所では、その内側で、仮交際は2カ月、デート4〜5回あたりを目安にしています。
つまり相手も、限られた期間のなかで何人かと会い、そのなかから一人を選ぶことになります。何人かと同時に進めて最後は一人に絞る仕組みなので、仮交際の多くは真剣交際の手前で終わります。
「良い人」は、嫌なところがないという評価
「良い人」と言われるのは、ちゃんとできている証拠です。清潔感がある。約束の時間を守る。店を予約してくれる。会計を済ませてくれる。話を否定しない。
ただ、この言葉が指しているのは「嫌なところがない」までです。
仮交際に進んだ男性は、それぞれお見合いを通ってきています。何人かと仮交際をしている相手から見ると、「良い人」はほかの男性にも当てはまっている可能性があります。そうなると、真剣交際で一人に絞るときの決め手にはなりにくくなります。
当相談所では、真剣交際に進むときに相手の中に残るのは、「この人といると、こういう時間になる」という具体的な記憶だと考えています。会うたびに印象が良くても、2回目も3回目も「今日も良い人だった」で終わっていれば、その記憶は増えていきません。
ここから、記憶が増えない原因を3つに分けて見ていきます。
1. 好みを言わず、相手に合わせてばかりいる
「どんな料理が好きですか。」
「何でも食べます。」
「映画、どうでした?」
「よかったです。」
「何にします?」
「同じので。」
相手に合わせるのは、気づかいとして自然なことです。1回や2回なら問題になりません。
ただ、これが続くと、相手はあなたの好みを知らないまま会い続けることになります。どんな食べ物が好きなのか。休日にどこへ行くのか。映画を観たら、どこが面白かったと言う人なのか。
変えるところは、答えの後ろに一言足すことです。
- 「何でも食べます」→「何でも食べますけど、辛いものが大好きなんです」
- 「よかったです」→「よかったです。最後のあの場面、ちょっと泣きそうになりました」
- 「同じので」→「同じので。これ、前から気になってたんです」
合わせること自体をやめる必要はありません。好みを先に言ってから、相手に合わせればいい。「僕はこっちが好きだけど、〇〇さんが行きたいならそっちにしましょう」なら、気づかいも好みも両方伝わります。
「仮交際が続かない男性へ」の記事では、好きなものや価値観を少しずつ開いていくことを書きました。この記事は、その場の返事に一言足すところに絞っています。短い一言なら、1回のデートの中で何度も出せます。
2. 「楽しかった」「また会いたい」を言葉にしない
次は、自分の気持ちを言葉にしていないケースです。
デートの帰りに「今日はありがとうございました」とお礼は言う。LINEでも丁寧にお礼を送る。ただ、「楽しかった」「また会いたい」とは言っていない。
相手の気持ちが分からないうちに好意を見せるのは、押しつけがましい気がする。断られたときに気まずい。そう考えて控えめにする気持ちは分かります。
ただ、お礼は礼儀としても言えるので、それだけでは気持ちまでは伝わりにくい。自分との時間をどう感じたのかは、言葉にしないと相手に伝わりにくくなります。
伝える言葉は、大げさでなくて構いません。
- 別れ際に「今日、すごく楽しかったです」
- 次の約束を出すときに「また〇〇さんと話したいので、来週どうですか」
- 帰ってからのLINEに「話していて時間があっという間でした」
一緒にいた時間をどう感じたかを、そのまま言う。告白とは別のものなので、仮交際の序盤から使えます。
一般の恋愛の本にあるような「わざと返信を遅らせる」「好意を見せすぎない」という駆け引きは、当相談所ではおすすめしていません。仮交際は複数の相手と同時に進み、期間にも目安があります。こちらが気を持たせているあいだに、相手がほかの方との真剣交際を決めることも起きます。
3. 毎回、同じ過ごし方になっている
最後は、デートの中身です。
1回目は食事をしました。2回目も食事。3回目も同じくらいの店で食事。会話の中身も、仕事の話と休日の話がほとんど。どのデートも悪くはなかったのに、あとで思い出すと、どの回で何を話したのかが混ざっている。
同じ過ごし方が続くと、回ごとの記憶が分かれにくくなります。当相談所では、仮交際のデートを回ごとに役割を分けて組んでいます。たとえば2回目は、少し歩く予定と食事を組み合わせて、1回目に出た話を一つ拾って予定に入れます。
相手が「最近パン屋めぐりをしている」と言っていたなら、2回目に歩くコースにパン屋を一軒入れる。前に話したことを覚えていた、という事実がそのまま相手に伝わります。高い店や特別な場所は要りません。
次のデートの誘い方と店の決め方は、「婚活デートの誘い方|お店を全部決めてから伝えると、うまくいかない理由」の記事に書いています。
自分はどれか|直近の交際で思い出すこと
3つ並べましたが、全部を一度に直す必要はありません。直近の仮交際を一つだけ思い出してみてください。
デート中の会話で、自分の好みを口にした場面が思い出せない。 食べ物や映画の感想を聞かれても「何でも」「よかった」で返していたなら、「好みを言わない」です。
別れ際とLINEで言っていたのが、お礼だけだった。 「楽しかった」「また会いたい」を自分から言った記憶がないなら、「気持ちを言葉にしない」です。
何回目のデートで何を話したか、自分でも区別がつかない。 デートの形が毎回同じだったなら、「同じ過ごし方」です。
どれにも当てはまらないのに「良い人」で終わったなら、相手との相性という面も大きかったのだと思います。何人かと同時に会い、最後に一人を選ぶ仕組みである以上、どれだけ丁寧に進めても終わる交際はあります。
誠実さは、そのまま土台になる
ここまで読んで、「もっと強引なほうがいいのか」「少し悪い男のほうがモテるのか」と感じた方がいるかもしれません。
約束を守る、話を否定しない、店を予約して会計を引き受ける。こうした誠実さは、結婚相手を選ぶうえで大きな土台です。
変えるのは、その土台の上に何を足すかです。好みを一言添える。楽しかったと口にする。前に聞いた話を次のデートに入れる。どれも、誠実さを減らさずにできることです。
ありがちな失敗
「ときめき」を、見た目だけの問題だと思い込む方がいます。仮交際まで進んでいるなら、写真とプロフィール、そしてお見合いの時間を経て、相手も「もう一度会いたい」と判断しています。見た目のことだけで考える前に、デートの中身も見てください。
好みを言うつもりが、相手の好みを否定してしまうこともあります。「辛いもの、好きなんです」は自分の話ですが、「和食って地味じゃないですか」は相手の好みへの評価です。言うのは自分のことだけで足ります。
最後に
「良い人だけど、ときめかない」で終わる男性には、清潔感もマナーも誠実さもあります。だからこそ、何が足りないのかが自分では見えにくい。
仮交際中の会員様とは、デートのたびに振り返りをして、次に何を変えるかをお伝えしています。交際が終わったときも、何回目のデートでどう終わったかを伺ったうえで、次の交際で変えるところを整理します。
これから結婚相談所を考えている方も、他社で活動していて交際が続かない方も、まずは無料相談で、これまでの経緯やいまの状況をお聞かせください。当相談所でできることをご説明します。
よくある質問
Q. 好意を伝えて、重いと思われませんか。
A. 伝え方によります。「楽しかった」「また話したい」のように、その日の感想として伝えるなら、仮交際の段階でも自然です。気をつけたいのは、会って間もないうちに「結婚したら」と将来を前提にした話を重ねることのほうです。
Q. 好みを言ってみたら、相手と合いませんでした。
A. それも大事な材料です。好みが違うことだけで、交際が終わるとは限りません。違いが分かったうえで、どちらかに合わせたり、交互にしたりできるかを見るのが仮交際です。合わせるのは、好みを伝えたあとで十分です。
Q. デートの中身を毎回変えると、費用がかさみませんか。
A. 高い店にする必要はありません。当相談所がすすめている2回目は、少し歩く予定と食事の組み合わせです。ふだん使う駅や買い物のような、日常に近い場所で会う回があってもいいと思います。変えるのは金額ではなく、過ごし方のほうです。
Q. 同時に何人と仮交際してもいいのですか。
A. 複数の方と同時に進めることができます。当相談所では、2〜3人までをおすすめしています。人数が多すぎると、一人ひとりとのデートの中身を考える余裕がなくなり、この記事で書いた「毎回同じ過ごし方」になりやすいからです。
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