PR

スーツの手入れとニットの毛玉取り|必要な道具は3つだけ

見た目・服装
記事内に広告が含まれています。

秋物を出す日は、去年の自分の答え合わせになります。

しまう前にきちんと手入れをしていたニットは、そのまま着られます。何もせずに袋へ入れたニットは、脇と袖口に毛玉が浮いていて、たたみジワが線になって残っています。ジャケットも同じで、去年の花粉やホコリを乗せたまま一年寝ていた肩は、光の下で見ると白く曇って見えます。

婚活で着る服は、毎日着る仕事着とは事情が違います。お見合いのジャケットも、秋のカーディガンも、着る回数は多くありません。だから、生地が寿命を迎えるより先に「くたびれて見える」ほうが問題になります。そして、くたびれて見える原因のほとんどは、生地の寿命ではなく手入れです。

道具は3つで足ります。洋服ブラシ、毛玉取り器、衣類スチーマー。この記事では、その3つをいつ、どこに、どう使うかを書きます。

この記事の要点
婚活の服が古びて見えるのは、生地が寿命を迎えたからとは限りません。多くは手入れで戻ります。必要な道具は洋服ブラシ・毛玉取り器・衣類スチーマーの3つだけ。使う場所と頻度、そして「手入れでは戻らないもの」の見分け方まで書きます。

女性が見ているのは、あなたが気にしていない場所かもしれません

IBJ結婚みらい研究所が2026年8月に発表した調査があります。IBJが運営する婚活サイトの会員379名(男性270人・女性109人)に、初デートで清潔感がないと感じるのはどこかを聞いたものです。

この調査で、「服のシワ・ヨレ・汚れ」を挙げた人は、男性が41.9%だったのに対して、女性は73.4%でした。「靴の汚れ・かかとの踏み潰し」は、男性26.7%に対して女性52.3%。どちらも、女性のほうが25%以上高くなっています。

これは、男性が手を抜いているという話ではありません。見ている場所が、男女で違うだけです。 自分が気にしない項目は、他人も気にしないだろうと考えるのは自然なことで、そこにズレがあると気づく機会がないだけです。

そして、ここに挙がった「シワ」「ヨレ」「汚れ」「毛玉」は、服を買い替えなくても消せます。消し方が、この記事の中身です。

1. スーツの手入れは洋服ブラシから|着た日にかければ1分

3つのうち、いちばん地味で、いちばん効きます。

ジャケット、コート、スーツは、着ているあいだにホコリと花粉を吸い込みます。目に見えるほどでなくても、繊維のあいだに入り込んだ細かい粒が、生地の色をくすませます。新品のネイビーが、2シーズン目に少しぼやけて見えるのは、たいていこれです。

かけるのは、脱いだその日のうち。ハンガーにかけたまま行います。ブラシの専門店である宇野刷毛ブラシ製作所が案内している手順は、繊維の流れに逆らってホコリをかき出し、次に流れに沿って払い落とし、最後に流れに沿って整える、という3段階です。難しく聞こえますが、実際にやることは「下から上へ軽く、そのあと上から下へ」。時間にして1分かかりません。

厚手のウールからホコリをかき出す力が強いのが豚毛、繊細な生地を傷めにくいのが馬毛です。1本だけ選ぶなら馬毛で、ジャケットにもコートにもニットにも使えます。私が使っているのも馬毛の30cmです。

ブラッシングのいちばんの効果は、実はホコリ落としではありません。毛玉ができる前の毛羽立ちを、寝かせて整えることです。毛玉は、できてから取るより、できる前に減らすほうがずっと楽です。

ひとつ注意があります。革靴用のブラシと、衣類用のブラシは分けてください。 靴のクリームや汚れが服に移ります。同じ馬毛でも用途が別なので、兼用しないほうが安全です。

2. ニットの毛玉の取り方|見るのは脇と袖口だけ

秋冬のニットとカーディガンで、毛玉が出る場所は決まっています。脇の下、袖口、そして鞄のベルトが当たる腰のあたり。東京都クリーニング生活衛生同業組合によれば、毛玉は摩擦で繊維が毛羽立ち、それが絡み合ってできます。だから、こすれる場所にだけ出る。全体を眺めても見つかりません。腕を上げて、脇と袖口を見る。それで9割は把握できます。

素材によって出方も違います。同じ組合の解説によれば、ウールやカシミヤのような動物の毛は、毛玉ができても自然に落ちやすい。一方でアクリルやポリエステルの混ざったニットは、繊維が強いぶん毛玉が表面に留まり続けます。手持ちのニットで毛玉が目立つものと目立たないものがあるなら、洗濯表示の混紡率を見比べてみてください。

電動の毛玉取り器で表面をなでるか、小さなハサミで根元から1つずつ切ります。ガムテープやコロコロで引っ張るのは避けてください。毛玉だけが取れるわけではなく、周りの繊維ごと引き抜いてしまいます。

電動を使うときは、生地に押し当てないでください。同じ組合は、毛玉取り器で刈り取る行為は繊維そのものを削っていて、衣服の寿命を縮めると注意を促しています。力を入れずに表面をなでる、同じ場所を何度も往復させない。この2つを守れば、傷みを最小限にできます。カシミヤのような繊細なニットで不安があるときは、裾の内側など目立たない場所で一度試してから広げてください。

3. 衣類スチーマーの使い方|シワとにおいを、かけたまま落とす

しまっていた服を出すと、たたみジワが線になって残っています。アイロン台を出してもいいのですが、ハンガーにかけたまま蒸気を当てるほうが早い。

生地には押しつけず、少し浮かせて当ててください。 直接押し当てると、ジャケットもニットもテカリの原因になります。蒸気を当てながらもう一方の手で裾を軽く下に引くと、線が伸びやすくなります。

もうひとつ、蒸気には脱臭の効果もあります。押し入れから出したときの独特のにおいや、一度着たジャケットに残った食事のにおいは、洗わなくてもかなり軽くなります。ジャケットは頻繁に洗えないので、この使い方はよく効きます。

生地によって、当て方は少し変わります。ジャケットやスーツのようにハリのある生地は、浮かせたまま蒸気を通せば十分です。ニットは編み目が伸びやすいので、下に引っ張る力を弱めて、蒸気だけを当てる。どちらも、お手元の取扱説明書の指示が最優先です。素材ごとの適温は機種によって違います。

スチーマーには不得意なこともあります。洗濯したワイシャツのくっきりしたシワを、アイロンの代わりに伸ばす道具ではありません。得意なのは、たたみジワや着ジワのような、やわらかいシワです。ワイシャツについては、形態安定(ノンアイロン)のものを選んでおくほうが、道具でどうにかするより確実です。

4. 道具より先に効くのは、脱いだあとの置き方

3つの道具を買っても、脱いだジャケットを椅子の背に放っておけば、翌週にはシワが定着します。手入れの前提になるのは、置き方です。

まず、クリーニング店でもらう針金のハンガーに長くかけないこと。肩の一点に重さが集中して、そこだけ形が崩れます。スーツを買ったときに付いてくる肩幅のあるハンガーで足ります。手元になければ、肩に厚みのあるものを1本だけ用意すれば十分です。

そして、連日は着回さないこと。ウールは湿気を吸うので、一度着たら乾かす時間が要ります。ブラシメーカーと繊維メーカーは、どちらも「1日着たら2日休ませる」を目安に挙げています。

婚活の場合、この点はあまり心配が要りません。お見合いのジャケットを毎日着る人はいない からです。むしろ気をつけたいのは逆で、次に着るのが3週間後になると、その3週間ぶんのホコリを吸ったまま吊るされていることになります。久しぶりに出す日は、着る前にもう一度ブラシをかけてください。

5. スーツを長持ちさせるなら、クリーニングは出しすぎない

「こまめに出すほど清潔」と思われがちですが、スーツについてはそうとも限りません。

繊維メーカーの解説では、クリーニングの出しすぎは生地を傷め、型崩れの原因になるとされています。目安として挙がっているのは、シーズン中に1回と、しまう前にもう1回。当相談所が会員様にお伝えしているのも、これと同じシーズンに1〜2回です。

毎日スーツで通勤している方なら、もっと短い間隔が必要になります。クリーニング大手の白洋舍は、週1〜2回の着用で1〜2カ月に1回、毎日着るなら2週間から1カ月に1回を目安に挙げています。着る回数で変わる、と考えてください。

婚活で着るジャケットは、月に何度かの出番です。それなら、日々のブラッシングとスチーマーで持たせて、シーズンの終わりにきちんと出す。これがいちばん傷みません。しまうときはビニールの袋を外して、風の通る場所へ。袋をかけたままにすると湿気がこもります。

ちなみに、当相談所がお見合いの服装としてご案内しているのは2系統で、どちらもおすすめです。「ネイビーのセットアップ+白Tシャツ+オールホワイトのスニーカー」と、スーツ×ネクタイの王道スタイル。そのうえで1つ目を基本としてお伝えしているのは、手入れの話とつながっています。ワイシャツはシワと襟の汚れ、ネクタイは結び目、革靴は手入れの状態と、整える箇所が多いほど、どこかが崩れる確率も上がるからです。手入れが続く方であれば、王道スタイルはもちろん強い選択です。決め手は好みではなく、続けられるかどうかです。

6. 手入れでは戻らないもの

正直に書いておきます。手入れでどうにかなるものと、ならないものがあります。買い替えの線を知っておくと、無駄な作業をしなくて済みます。

戻らないのは、次の3つです。

  • 白Tの首元のヨレ。 一度伸びた襟は元に戻りません。上に何を着ても、そこだけ生活感が出ます
  • 黒デニムの色落ち。 グレーに褪せた黒は、洗い方を変えても戻りません。濃紺の色落ち以上に「疲れた印象」に直結します
  • カーディガンやニットの全体的な毛羽立ち。 脇と袖口の毛玉は取れますが、生地全体が毛羽立って表面がぼやけてきたら替えどきです

逆に、シワ・ホコリ・たたみジワ・脇の毛玉・押し入れのにおいは、全部この記事の3つで戻ります。捨てる前に一度試してみてください。去年「もう古いかな」と思った服が、意外と現役だったということはよくあります。

秋にどの気温で何を着るかについては、秋の婚活服は「気温」で決めるの記事に早見表を載せています。手入れをした服を、いつ着るかの話です。

ありがちな失敗

  • ニットを、ハンガーにかけたまましまう。 重さで肩が伸びて、次のシーズンに角が出ます。ニットとカーディガンは畳んで置いてください(ジャケットは逆に、掛けて保管します)
  • 毛玉取り器を、毛玉ができてから探しに行く。 お見合いの前夜に気づくと、その日はもう手が打てません。道具は先に持っておくもので、その日に間に合わせるものではありません
  • スチーマーの水を入れっぱなしにする。 中で水が古くなると、蒸気と一緒に汚れが出て服にシミが付くことがあります。使い終わりに残った水は捨ててください
  • 手入れの対象を、上着だけだと思っている。 座って向かい合うと相手の視線は上半身に集まりますが、席を立つときと歩くときに、パンツの裾と靴は必ず見えています

最後に

この記事の最初に置いた数字を、もう一度置きます。初デートで清潔感がないと感じるポイントに、服のシワや汚れを挙げた女性は73.4%でした。相手は、あなたが手入れをしたかどうかを見ているのではありません。手入れをした結果の状態だけを見ています。 そして、それは1分のブラッシングと、年に何度かの毛玉取りで届く範囲にあります。

当相談所では、衣替えの時期にあたる6月と10月に「季節の見た目アップデート診断」を全会員様にご案内しています。手持ちの服を見ながら、まだ着られるもの、替えたほうがいいものを一緒に切り分ける時間です。この記事で書いた「戻るもの・戻らないもの」の線引きを、実物を前にしてやっている、と考えていただければ近いと思います。

ご入会前の方は、無料相談でいまの状況を伺います。何を買い足すべきかより先に、手持ちの服のどれが使えるかが分かると、婚活にかかる費用の見通しが立ちます。買い替えを勧める前に、まずそこを見るのが当相談所のやり方です。

よくある質問

Q. 洋服ブラシは、ニットにも使っていいですか。

A. 使えます。ただし力を入れず、表面をなでる程度にしてください。ウールのニットは毛足が長いので、強くかけると毛羽立ちの原因になります。馬毛のような柔らかい毛のブラシのほうが向いています。

Q. 毛玉取り器は、スーツにも使えますか。

A. 使えます。スーツで毛玉が出やすいのは、鞄を持つ側の腰まわりと、腕の内側です。ただしジャケットの生地はニットより薄いので、押し当てないことがより大事になります。

Q. スチーマーは、革やスエードにも使えますか。

A. 避けてください。革製品は水分と熱に弱く、シミや硬化の原因になります。同じ理由で、ダウンや撥水加工のあるアウターも取扱表示を確認してからにしてください。

Q. コインランドリーの乾燥機で、スーツのシワは取れますか。

A. すすめられません。ウールは高温で縮む性質があり、型崩れの原因になります。シワはスチーマーで、汚れはクリーニングで、と分けて考えてください。

Q. 婚活のスーツは、何着あればいいですか。

A. 当相談所では、まずネイビーのセットアップが1着あれば十分とお伝えしています。お見合いの回数が増えて、同じ週に何度も着るようになった段階で2着目を検討すれば間に合います。着回すために増やすより、1着をきれいに保つほうが印象は安定します。

婚活の服のこと、一人で悩んでいませんか?

男の婚活研究所は、男性専門のIBJ正規加盟店として、見た目づくりからお見合い・ご成婚まで、あなたの婚活を一人ひとりに合わせてサポートします。

無料相談を予約する →

予約はまだ、という方は、LINEで質問だけでも大丈夫です。

あなたの条件に合う女性は、IBJ会員のなかに何人いるのか。無料の人数診断で、実際の数字がわかります。

タイトルとURLをコピーしました